信用創造って何なのさ!?

どうも、かのぷ〜です。

    今回は信用創造というものを調べてみたいと思います。ご存知かと思いますが、銀行がお金を貸す場合には借りる側の通帳に金額が記載される事で手続きは終了します。一連の中に現金そのものはでてきません。それこそが信用創造なのです。
以前の記事です。《預金と現金の違い

    【信用創造】
預金の貸付によりマネーサプライを創造できる仕組みです。預金と貸し出しを繰り返す事でお金が増えていきます。

    やはりわかりにくいので金額を交えて例えを出してみます。
    A銀行にa社が10000円を預け入れます。A銀行はこの10000円を元手に活動していきます。さて、b社に1000円の貸付を行います。この時現金は動いていません。資産として貸付金1000円が、負債として預金1000円が計上されます。銀行の中では動きはないのですが実際に貸借対照表上の数字が増えています。バランスシートの拡大というやつです。そして、銀行は準備金(例えば1%として)を日銀当座預金に10円を預け入れます。手元にある9990円を預金の引き出しに対応させたり、さらに貸付、創造をして、一定額を日銀当座預金に預け入れるなどしていきます。
 
    そして、b社は借り入れた1000円をB銀行に預金したとします。B銀行はこの1000円のうち100円を日銀当座預金に預け入れ、10000円をc社に貸付をします。この場合、貸付をする金額10000円の1%を日銀に預け入れてます。



    A銀行、B銀行ともにバランスシートは拡大しています。A銀行は資産として貸付金が1000円、負債として預金が1000円。B銀行は資産として貸付金が10000円、負債として預金が10000円。そしてb社は1000円を、c社は10000円を引き出すことができるようになりましした。これが信用創造です。銀行が数字上で貸付を行う事で世の中に現金が出回ります。
    世の中に出回るお金は借金からはじまります。みんなが借金を返していくと世の中のお金は減っていきます。そして日銀はというと、準備金の率を操作する事で世の中に出回るお金の量を調整します。操作する事で銀行が貸し出す事ができる金額が増減する訳です。

    銀行は預金を貸し出ししている思われている事もありますが、厳密にはそうではないのです。預金を利用して、さらなる預金を発生させて、貸し付けているのです。

それでは、また。投資は自己責任で。

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