投資なんかするな、という記事を見かけました。政府が貯蓄から投資へと促し、投資信託の運用額が増加していっている中、デフレ時は現金が1番いいので投資をやめたほうがいいとして、その理由が書かれていました。
まず、貯金と投資を比べるな、と。貯金しても利息はほとんど0、しかし〇〇なら年3%で運用できますと勧誘される事があるがワナだと書いてありました。ここでは、外貨建て保険が例に出されていました。なるほど、貯める事と運用する事はそもそも別の事、違う土俵な訳ですね。納得ですね、違うベクトルのもの比べても意味がないでしょう。しかし投資をやめたほうがいい理由とはなり得ない気がします。
出費に備えて貯める分と運用して増やそうとする分。両方あればいいんじゃないのでしょうか。
次に、金融機関は手数料で儲けているから、と。ここでも外貨建て保険が例に出されていました。利回りは支払った金額ではなく、そこから手数料が引かれた金額で運用されたものに対してなのでお得ではないと。金融機関が手数料を稼ぐために勧めてきているのだと書かれていました。納得ですね。外貨建て保険を例に出せば当たり前です。他の投資については言及していませんでした。株は?ETFは?投資信託は?FXは?投資はいろいろいります。手数料がないものもあります。投資をやめたほうがいい理由としは納得できそうにありませんね。
続いては、外貨建て商品は損得がわかりにくい、と。そりぁそうでしょうね。納得ですよ。日本の通貨を使って、他の通貨で計算したりするんですから、わかりにくくて当たり前です。もちろん、投資をやめたほうがいい理由とはなり得ないですね。
とりあえず、外貨建て保険を勧めたくないという記事だったのでしょうか。投資をやった事のない人がこの記事をみたら、全文を通して投資に対するマイナスイメージしかつかないと思います。
外貨建てをやめさせたいならわかるのですが、投資をやめたほうがいい、というには頷く事のできない内容でした。語り手は以前から、いままで大変な損失を出してきたので投資はギャンブルとして貯金を勧めていらっしゃいますね。しかし長い期間で見れば株式投資はプラスになると言われています、長期で保有すればいいだけだと。もちろんうまくいかない銘柄もあるでしょう。しかしそこはETFという強い味方もいるわけです。
今回の記事は外貨建てのみに絞り大分偏った内容だった気がします。そういったマイナスイメージは、その業界を知らない人にはストレートにインプットされてしまうと思います。これでは、投資人口は増えないと考えられます。やり方をしっかり学んで、やり始めれば怖いものではない。という事が発信されていくとイメージも変わってくるかもしれません。
それでは、また。投資は自己責任で。
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