今回は、年金受給開始を繰り上げた場合を考えてみようと思います。こちら前回の記事です。
年金受給開始の繰り下げ時の驚異的な増加率。でも得なのか!?
繰り上げと繰り下げでは率が異なります。繰り下げは一月あたり0.7%増額ですが、繰り上げは一月あたり0.5%減額です。
前回の記事と同じように月100000、年1200000で計算してみます。
満75歳の前日時点での総受給額
65歳受給開始、
月100000年1200000→12000000
64歳受給開始、
月 94000年1128000→12408000
63歳受給開始、
月 88000年1056000→12672000
62歳受給開始、
月 82000年 984000→12792000
61歳受給開始、
月 76000年 912000→12768000
60歳受給開始、
月 70000年 840000→12600000
ここまでは早くもらったもん勝ち状態です。でも人生はもうちょっと長そうです。
続いて満80歳前日までの総受取額
65歳受給開始、
月100000年1200000→18000000
64歳受給開始、
月 94000年1128000→18048000
63歳受給開始、
月 88000年1056000→17952000
62歳受給開始、
月 82000年 984000→17712000
61歳受給開始、
月 76000年 912000→17328000
60歳受給開始、
月 70000年 840000→16800000
繰り上げがはやいほど逆転しています。とはいえ、老後の生活すべてに直結する問題。単純な数値だけでは決められることでもないでしょう。ニュース記事では繰り下げが得で、繰り上げが損だからやらないほうがいいというようや記事を多く見受けられます。なんだか、なるべく年金の支払いを遅らせたほうがいいとイメージ付けている気がしないでもないです。
繰り下げが得で、その間の生活費をまかなえる資産がある状況でも、年金を受け取り資産は取り崩さず運用を続けてればよりよい成果が出るなんて事もあるかもしれません。繰り下げて受け取る前にお迎え…。なんて事もあり得るわけですし。結局は60歳になった頃の体と状況と相談って事です。ただその時のためにより多くの情報は得ておくべきですね。
それでは、また。投資は自己責任で。
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