年金、iDeCoの話題

年金受給開始繰り下げ時の驚異的な増加率。でも得なのか！？

どうも、かのぷ〜です。

    将来に不安があると老後破産やら年金やらと検索しては調べる事が多くなります。75歳での受給開始はやめて欲しいですね。
    年金には繰り下げ受給というのがあります。（繰り上げもあります。）年金受給開始を遅らせる事です。実は繰り下げると年金の支給額が増加します。繰り下げた期間により増加額は違いますが、その増加率はかなりのもので、驚きました。もちろんもらう時の年齢を考えると安易に遅らせる事もできないですが、一考してもいいものかもしれません。

    1年受給開始を遅らせると受給額が8.4%増加します。1ヶ月で0.7%という驚異的な増加率です。基礎年金と厚生年金それぞれ繰り下げが可能です。増額のためには最低でも1年以上繰り下げなくてはならず、また、増額率の最高は42%となっています。
    特別支給の老齢厚生年金については繰り下げる事はできません。（特別支給の厚生年金とは、60歳から受給開始予定だった人が、法改正により65歳受給開始となったために受け取れなくなる事に対しての補填的なものです。年齢による条件があり、昭和36年4/2以降の誕生日の方は特別支給の厚生年金はなく65歳からの受給開始となっています。）忘れないように即請求しましょう。
 
    便宜上、月100000円、年1200000円で計算してみます。

満75歳の前日時点での総受給額

65歳受給開始、
月100000年1200000→12000000
66歳受給開始、
月108400年1300800→11707200
67歳受給開始、
月116800年1401600→11212800
68歳受給開始、
月125200年1502400→10516800
69歳受給開始、
月133600年1603200→9619200
70歳受給開始、
月141000年1704000→8520000

    受け取り期間を10年で見ると損だけになります。もっと長い期間受け取り期間ではどうなるでしょうか。
    月額と年額は変わらず、受け取り期間を15年、満80歳の前日までの期間としてみます。

65歳受給開始、
月100000年1200000→18000000
66歳受給開始、
月108400年1300800→18211200
67歳受給開始、
月116800年1401600→18220800
68歳受給開始、
月125200年1502400→18028800
69歳受給開始、
月133600年1603200→17635200
70歳受給開始、
月141000年1704000→17040000

    損得が分かれました。もうちょっと分かりやすい結果になるかと思ったのですが、この場合は67歳が1番得で70歳の場合はまだまだ損をしている事になります。利率は変わらないのでキレイな右肩上がりか右肩下がりかどちらかかと思っていましたが。（計算間違ったりしたのかな。）

    いざ受け取るかどうか考えるときに手取額を考慮して熟考するのが良さそうです。注意が必要なのが繰り下げると加給年金は停止となります。加給年金がある人は損する事のが多いかもしれません。

    わからない事だらけなのでいざもらう時まで必要な知識を学んでおかなくてはなりませんね。

それでは、また。投資は自己責任で。

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